激しい運動中や、冷たいプールなので水泳中、睡眠中などに足をつってしまう経験をした方は多いと思います。
よく足をつった状態を「こむら返り」と言いますが、
この”こむら”とはふくらはぎの筋肉である、腓腹筋のことをさします。
腓腹筋は膝を曲げたりする非常に強力な筋で、
膝の裏の少し上から踵の骨についています。
踵の骨に付着する少し前に、腱に変化します。
この腱は人体中で最大で最強の腱で、「アキレス腱」とも呼ばれます。
アキレス腱のアキレスはギリシャ神話に登場するアキレスという戦士に由来します
不死身の戦士と呼ばれていたアキレスですが、弓矢で踵を射抜かれ絶命したという伝説から取られ命名されました。
そのことから
「致命的な弱点の代名詞」や「強い者が持つ急所」として用いられる事も多いそうです。
しかし、最大の腱にもかかわらず血行が乏しく、痛みが出始めるとなかなか治りにくいという欠点がある為、運動の前にはアキレス腱を伸ばすストレッチングを入念に行いましょう。
また足をつる原因には、疲れや冷え以外にも内科的疾患によるものもあります。